So-net無料ブログ作成
前の1件 | -

水越 啓 Satoshi Mizukoshi & 重岡麻衣 Mai Shigeoka

ALCD7214.jpg 
2017年7月7日発売!

ベートーヴェン歌曲選集 Vol.1 〜初期歌曲篇〜
Beethoven Ausgewählte Lieder Vol.1 Frühe Werke

水越啓(テノール) Satoshi Mizukoshi, tenor
重岡麻衣(フォルテピアノ) Mai Shigeoka, fortepiano

L.v.ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)
1 鶉(うずら)の鳴き声 Der Wachtelschlag WoO 129  
2 嘆き Klage WoO 113 
3 希望に寄す An die Hoffnung Op.32
4 死せるプードルに寄せる哀歌 Elegie auf den Tod eines Pudels WoO 110 

8つの歌曲 Op.52 より
5 ウリアン氏の世界旅行 Urians Reise um die Welt Op.52-1
6 安らぎの歌 Das Liedchen von der Ruhe Op.52-3 
7 五月の歌 Maigesang Op.52-4
8 マーモット Marmotte Op.52-7 
9 奇跡の美しさを持つ花 Das Blümchen Wunderhold Op.52-8

10 優しき愛 Zärtliche Liebe WoO 123
11 独り言 Ein Selbstgespräch WoO 114
12 ラウラに An Laura WoO 112 
13 ミンナに An Minna WoO 115
14 魔王(R.ベッカーによる補筆完成版) Erlkönig WoO 131

ゲレルトの詩による6つの歌曲 Op. 48 より
15 祈り Bitten Op.48-1 
16 死について Vom Tode  Op.48-3 
17 懺悔の歌 Bußlied Op.48-6

18 この小暗き墓に In questa tomba oscura WoO 133 
19 なんと時は過ごし難いものか Que le temps me dure WoO 116
20 愛の喜び Plaisir d'aimer WoO 128 
21 新たな愛、新たな日々Neue Liebe, neues Leben WoO 127 
22 アデライーデ Adelaide Op.46 

コジマ録音 ALCD-7214 2,800円+税
使用楽器:フォルテピアノ
ロバート・ブラウン (ザルツブルク) 2006 年製作 アントン・ヴァルターモデル (1800 年頃)
Fortepiano built by Robert Brown (Salzburg, Austria) 2006 after Anton Walter (ca. 1800)
調律:池末 隆
水越&重岡CDチラシ.jpg
★関連記事(月刊ぶらあぼ6月号5/18発売)
ぶらあぼ Pick Up interview  http://ebravo.jp/archives/33955
水越 啓 (テノール)&重岡麻衣 (フォルテピアノ)
人間ベートーヴェンの個人的な想いが託された歌曲の魅力
バッハ・コレギウム・ジャパンへの参加など、古楽を本拠に活動するテノールの水越啓。フォルテピアノの重岡麻衣と共演したCD『ベートーヴェン歌曲選集 Vol.1』をリリースする。心地よい美声で響く全22曲は、ベートーヴェンがウィーンに出た1792年からハイリゲンシュタットの遺書を書いた1802年頃までの初期歌曲ばかり。
水越「声楽家でもほとんどの人が、『優しき愛(君を愛す)』と『アデライーデ』ぐらいしか知らないと思います。僕も最初、初期に絞るのはCDとして幅が狭いかもしれないと思いました。でも意外にそうでもない。スタイルとしても表現としても、この時期の作品ですでに幅広いものを含んでいます」
同テーマのリサイタル・シリーズ『ベートーヴェンが生きたウィーン』も進行中。こちらは6月3日で3回目、後期作品を歌う。しかしベートーヴェンありきのスタートではなかった。
水越「重岡さんとは学生時代からの長い付き合い。最初は彼女の楽器にふさわしいレパートリーをと考えて、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンを歌ったのですが、その中で、やはりベートーヴェンは特別だと痛感して出てきたアイディアです」
重岡の楽器は、ベートーヴェンも所有していたアントン・ヴァルター1800年製のレプリカ。
重岡「ベートーヴェンが大好きで、この楽器を注文したのもそのためです。歌曲でも、歌と楽器が当時まさにこのように響いていたのだろうと身体全体で感じられるのは幸せ。初期歌曲に関して言えば、右手が歌の旋律をなぞる箇所がたびたびあって、そこには通奏低音奏者の視点で、ちょっと和音を足したりしています。そういう自由さが初期の作品には残っていると感じます。バロックからの流れですね」
一方で、二人とも古楽の視点から時代を下ってベートーヴェンに接しているので、その新しさには、知識で得るのとは違う、本物の衝撃を受けるという。さらに歌曲を通してベートーヴェン観も変わった。
水越「僕自身、おもに交響曲や後期の作品の、人類愛だとか、そういうスケールの大きさが当初抱いていたベートーヴェンのイメージでした。でも歌曲は、もっと特定の相手がイメージできる親密な世界。個人的な思いを託したジャンルだと感じます」
つまり等身大の人間としてのベートーヴェン。それを感じられることは、音楽を聴く側にもまた最大の喜びだ。あなたの知らない新しいベートーヴェンと出会うチャンス。
取材・文: 宮本 明
.....................................................................


170603(訂正).jpg 171201.jpg
●CDリリース記念コンサート6/3@近江楽堂 ●次回コンサート予定12/1「二人のモーツァルト」@近江楽堂
12/1公演ご予約受付中 オフィスアルシュ03-3565-6771

水越 啓 Satoshi Mizukoshi テノール
東京藝術大学声楽科卒業、同大学院古楽科修士課程修了。デン・ハーグ王立音楽院古楽科を声楽専攻で卒業。オランダを中心に、バッハをはじめとする宗教音楽のスペシャリストとしてヨーロッパ屈指のグループと共演を続けている。主要メンバーとして参加するソロ・アンサンブルグループ Vox Luminis (ベルギー)、Sette Voci ( ドイツ ) からリリースされた録音は、いずれも国際的に高い評価を得ている。特に、「シュッツ/葬送音楽 Musikalische Exequien」Vox Luminis のCDは合計7つの国際的レコード大賞を受賞し、国際的名声をさらに高めつつある。東京藝術大学在学時よりバッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして数々の国内外の公演、レコーディングに参加している。同グループのバッハ・カンタータ全曲録音プロジェクトでは第47巻、48巻、ならびにバッハ・モテット全集のCDではソリストを務め、ヨーロッパの音楽誌等(De Luister/オランダ、Music Web International/イギリス)でその演奏が高く評価された。これまでに声楽を村上絢子、高丈二、野々下由香里、R.ダムス、P.コーイ、G.テュルク の各氏に師事。

重岡麻衣 Mai Shigeoka フォルテピアノ
東京藝術大学古楽科チェンバロ専攻卒業。同大学院修士課程古楽科フォルテピアノ専攻修了。チェンバロ、通奏低音を鈴木雅明氏、フォルテピアノを故・小島芳子、小倉貴久子の各氏に師事。ブルージュ国際古楽コンクールに於いてセミファイナリストに選ばれ、奨励賞を受賞。ベルギー政府奨学生として、ブリュッセル王立音楽院に留学、フォルテピアノをボヤン・ヴォデニチャロフ、ピート・クイケンの各氏に師事、名誉賞付きディプロマを得て卒業。バッハ・コレギウム・ジャパン、イル・ガルデリーノ、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、リチェルカール・コンソートなど国内外のアンサンブルに参加。2008~13年まで、ベルギー・アントワープ王立音楽院フォルテピアノ科にて、客員教授としてP.クイケン氏と共に後進の指導に当たった。現在は東京を中心にソロ、アンサンブル等の活動を活発に行っている。本年リリースされたカウンターテナー青木洋也とのCD「タケミツを歌う〜フォルテピアノと共に」ALM RECORDS は各方面より高い評価を得た。

→ TOP INDEX 演奏者別一覧
→ HOME
→ Concert information








前の1件 | -